親しみやすく情熱的な舞台でファン層も厚い「風雲かぼちゃの馬車」の第13回本公演が2013年3月14日~17日、ここ王子小劇場で行われました。
鎌倉時代、戦乱の時に、人々を救うために歌って踊り続けた男「一遍」。
一遍が成長し、生きる目的を自ら問い続け、人々に生きる勇気を与える様が非常に情熱的で激しく描かれていました。
舞台は最初から最後まで高いテンションで演じられるのですが、決して平坦にはならず、観客に直接訴えかける強い説得力がありました。
「一遍」を演じた菅本生を中心に、非常に統制のとれた舞台に仕上がっていました。
演出の土井宏見氏(右)と大月房を演じた田中清志郎氏(左)
今回は2回目の訪問でしたが、前回に比べて格段とレベルがアップしており、今後非常に楽しみな劇団であることは間違いありませんので、皆様も是非足を運んで頂ければと思います。
風雲かぼちゃの馬車
2005年12月、主宰、土井宏晃を中心として創立
感情に訴えかける作風で観客も暴風に巻き込み中
主宰・演出家:土井宏晃
劇作家:重信臣聡
http://fuuunkabocha.yokochou.com/