エーミール・ニコラウス・ヨーゼフ・フォン・レズニチェク(Emil Nikolaus Joseph von Reznicek(Rezniček) *1860年5月4日 ウィーン – †1945年8月2日 ベルリン)
ドイツ後期ロマン派音楽のオペラ作曲家で、チェコ系貴族の末裔としてオーストリア帝国に生まれました。
レズニチェクの作品は、アルトゥール・ニキッシュやグスタフ・マーラー、フェリックス・ワインガルトナー、リヒャルト・シュトラウス、レオ・ブレッヒらの指揮者によって世に送り出されました。
主要作品
交響詩
- テノール独唱つきの交響詩《シュレーミール(ある人物像)》(Schlemihl — Ein Lebensbild, Sinfonische Dichtung (mit Tenorsolo))(1912年作曲)
- アルト独唱と混声合唱つきの交響詩《勝者(交響的・諷刺的歴史画)》(Der Sieger — Ein symphonisch-satyrisches Zeitbild, Sinfonische Dichtung (mit Altsolo und gemischtem Chor)) (1913年)
- 混声合唱つきの交響詩《平和(ある幻想)》 (Der Frieden — Eine Vision, Sinfonische Dichtung (mit gemischtem Chor)) (1914年、散逸)
歌劇・軽歌劇
- 3幕の歌劇《オルレアンの乙女 (Die Jungfrau von Orleans)》(原作:フリードリヒ・シラー、作曲:1886年)
- 2幕の歌劇《サテネッラ(Satanella)》 (自作台本、1887年作曲)
- 2幕の歌劇《エメリヒ・フォルトゥナート(Emerich Fortunat)》 (自作台本、1888年作曲)
- 3幕の歌劇《ドンナ・ディアナ(Donna Diana)》 (原作:アグスティーン・モレト=イ=カバナの『(El desdén con el desdén)』、独語台本:ユリウス・クナップ、作曲:1894年、改訂:1933年)
- 2つの部分と後奏による民話オペラ《ティル・オイレンシュピーゲル》 (Till Eulenspiegel, Volksoper in zwei Teilen und einem Nachspiel) (原案:ヨハン・フィッシャルト、自作台本、作曲:1900年、改訂:1939年)
- 軽歌劇《見棄てられた花嫁(Die verlorene Braut)》 (1910年作曲)
- 軽歌劇《結婚への不安(Die Angst vor der Ehe)》 (原作:モーリス・エヌカン、台本:ルイ・タウフシュタインとエーリヒ・ウルバン、作曲:1913年)
- 3幕のメルヘン・オペラ《騎士ブラウバルト》(Ritter Blaubart”, Märchenoper in drei Akten) (台本:ヘルベルト・オイレンベルク、作曲:1917年-1920年作曲)
- 2幕の歌劇《ホロフェルネス》(Holofernes”, Oper in zwei Akten) (原作:フリードリヒ・ヘッベルの『ユディトとホロフェルネス』、自作台本、作曲:1922年)
- 3幕の歌劇《ザトゥアラ》(Satuala, Oper in drei Akten) (台本;ロルフ・ラウックナー、作曲:1927年-1928年)
- 2幕の歌劇《ガソリン(Benzin)》 (原作:ペドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカ、作曲:1929年)
- 1幕の喜歌劇(または室内オペラ)《(Spiel oder Ernst?)》(台本:ポール・クヌートセン、作曲:1930年)
- 1幕の歌劇《ヴェネツィアのゴンドラ漕ぎ(Der Gondoliere des Dogen)》(台本:ポール・クヌートセン、作曲:1931年)
- 1幕の歌劇《生贄(Das Opfer)》(台本:ポール・クヌートセン、作曲:1932年)
参考資料
アルト独唱と混声合唱つきの交響詩《勝者(交響的・諷刺的歴史画)》(Der Sieger — Ein symphonisch-satyrisches Zeitbild, Sinfonische Dichtung (mit Altsolo und gemischtem Chor)) (1913年)