2013年7月6日、アムトランス「オーディトリアム」にて、「クラリネットのお国柄~Wenzel Fuchs氏とともに~」と題した演奏会+音楽鑑賞会が催されました。
この日は、ベルリンフィル・フィル首席クラリネット奏者のヴェンツェル・フックス氏と東京都交響楽団首席クラリネット奏者の三界秀実氏が、クラリネットや音楽について色々語って頂きました。
会場内正面のテーブルにはそれぞれ製造された時代と種類の異なる5本の楽器が並べられました。それを、実際に手に取ってみたり、吹いてみたりして音色を聞かせて頂きました。
司会役の「東京藝術大学」教育研究助手の横田氏、「ホルツの会」の金子氏の進行でとても興味深く、充実した演奏会+音楽鑑賞会となりました。
もちろんいつものアムトランスとして、レコードやCDでそれぞれの様式(ドイツ式、ウィーン式、フランス式等)の代表的な演奏の比較試聴も行いました。
CDプレーヤは Ayon CD-07S、DAC は Ayon Skylla2、レコードプレーヤは Garrard 401、フォノイコライザー は カスタマイズした管球式Counterpoint を使用。アンプは Ayon ORION。今回は卵形スピーカーTGA-1B1をメインで使用しました。
さらに、冒頭と最後には三界氏のオリジナルアレンジで、フックス氏と三界氏のデュオ演奏コーナーもあり、皆さんが良く知ってる曲が二人のコンビネーションで瑞々しく軽やかに演奏されました。
重要なポイントとして、フックス氏の「音色は頭の中にある」と言う言葉です。
自らの演奏に対するイメージが一番重要で、それがしっかりしていれば素晴らしい音色・演奏ができるのです。
アムトランスのオーディトリアムは、興奮さめやまぬうちに演奏会は終了となりました。
このような素晴らしい企画、是非次も期待したいところです。
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